地域共生社会研究拠点

取り組みの紹介

地域共生社会のための包括的支援体制構築に向けたスーパーバイズ事業

大分大学では, 2021年度より大分県から「地域共生社会の実現に向けた実務者ネットワーク構築事業」の委託を受け,大学や地域の福祉活動団体,行政等からなる実務者ネットワークを構築し,多世代交流や住民相互の支え合い活動を促進してきました.これに加えて,大分大学の学生も参加する「地域点検ワークショップ」を通じて,実務者や自治体との情報共有と協議を続けてまいりました. 2023年度からは,重層的支援体制整備事業や移行準備事業に取り組む市町村職員等を対象としたオンラインセミナーを定期開催し,複雑化・複合化したケースへの対応に関する研修等を開催してきました.2024年度より大分県から「包括的支援体制構築に向けたスーパーバイズ事業」の委託を受け,包括的支援体制の構築に取り組む市町村の後方支援を目的に,県内の「参加支援,相談支援,地域づくり」分野において支援実績のある20数名の個人・団体をスーパーバイザー(SV)として登録・派遣しています.昨年度は,SV派遣(現地3回・オンライン8回),自治体職員等とSVの情報交換を目的とした連絡会を2回開催しました.今年度は,以下の事業計画に基づき,SVや自治体等との協議を行いながら,お互いの理解を深める活動を展開していく予定です.

2025年度の事業計画
  • スーパーバイザー派遣
    県内自治体を訪問し,事業の啓発,活動実態や支援ニーズを把握.包括的支援体制整備に取り組む県内自治体のニーズに応じてスーパーバイザーを派遣.具体的な相談に対する助言を通じ,交流・支援活動の立ち上げや充実,相談支援・参加支援・地域づくりに関する支援を予定.
  • スーパーバイザー連絡会
    スーパーバイザー及び県内自治体との連絡会を定期開催し,有識者講演も実施.
  • ケースカンファレンス開催
    県内で,多世代交流や支え合い活動の立上げや充実に取組む団体からの個別具体的な相談に対する助言を行っています.
①2022年度第1回実務者ネットワーク会議の様子
②先進地域(構成員)との情報・意見交換を行う学生たち

これらの活動には,福祉健康科学部の学部生や大学院生も参加し,活発に活動しています.住民や自治体からは「学生たちの新鮮な活動力は素晴らしく,大歓迎」との評価を得ています.会議では学生も参加し,活発な意見交換が行われました.

本年度第1回地域共生社会に向けた実務者ネットワーク会議の様子.
会議には学部生や大学院生も参加し,活発な意見交換が行われました.

実績

子ども食堂「灯」 (2022年11月16日)

「金池こどもみんなのひろば」を取材しました (2023年01月12日)

北山田ふれあい食堂「みかづき」を取材しました (2023年01月28日)

「とんとんとん食堂」を取材しました (2023年03月05日)

「しげまさ子ども食堂」を取材しました (2023年04月22日)

「鶴崎子ども食堂」を取材しました (2023年09月06日)

地域点検ワークショップを開催しました (2023年10月13日)

重層的支援体制整備事業に関するヒアリングを行いました (2023年10月13日)

教員採用